更新日:2025年7月8日
お酒を飲むことでストレスを発散したり、みんなと盛り上がることができますよね。
お酒は良い面もありますが、飲みすぎはさまざまな問題を引き起こします。
アルコールのリスクを理解した上で、自分に合った飲酒量を決めることが大切です。
男性は純アルコール1日20グラムまで、女性は純アルコール1日10グラムまでとされています。
飲酒による影響には個人差があり、例えば年齢、性別、体質等の違いによって、それぞれ受ける影響が異なります。なお、体調など個人のそのときの状態にも左右されます。
お酒の種類(度数) | 適量(純アルコール20グラム) |
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ビール(5%) | 500ミリリットル |
日本酒(15%) | 180ミリリットル(1合) |
ワイン(12%) | 200ミリリットル(グラス2杯) |
チューハイ(7%) | 350ミリリットル |
ウイスキー(43%) | 60ミリリットル |
焼酎(25%) | 100ミリリットル |
高齢者は若い時と比べて、体内の水分量の減少等で同じ量のアルコールでも酔いやすくなり、飲酒量が一定量を超えると認知症の発症の可能性が高まります。あわせて、飲酒による転倒・骨折、筋肉の減少の危険性が高まります。
女性は、男性と比較して体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も男性に比べて少ないことや、女性ホルモン等のはたらきにより、アルコールの影響を受けやすいことが知られています。
アルコールを分解する体内の分解酵素のはたらきなどが、個人によって大きく異なります。分解酵素のはたらきが弱い場合などには、飲酒により顔が赤くなったり、動悸や吐き気がする状態になることがあります。
過度な飲酒は、さまざまなアルコール関連問題を引き起こします。
(1)最初のおつまみは、血糖値の上昇や脂肪の吸収を緩やかにするため、緑黄色野菜、海藻、きのこ類をとりましょう。
(2)揚げ物や炒め物、マヨネーズベースのサラダは、脂質が多いので食べる量には注意しましょう。
(3)肝臓を守るため、魚・肉料理、大豆製品などを1品は添えましょう。
自分が飲んだお酒の種類を選ぶと、簡単に総飲酒量(純アルコール量)とお酒の分解にかかる時間が計測できます。自分の健康を管理するための方法の1つとして、活用してみてください。
千葉県精神保健福祉センターでの依存症相談
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